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高齢者が椅子に座ってできる運動5選!転倒リスクゼロで足腰と脳を鍛える方法

運動不足は気になるけれど、外を歩くのは転びそうで怖い 膝や腰が痛くて、立ったままの運動はつらい。

70代、80代と年齢を重ねるにつれて、このような悩みを持つ方は非常に多くなります。 しかし、動かないでいると筋肉はあっという間に衰え、ますます動けなくなってしまうという悪循環(フレイル)に陥ってしまいます。

そこで強くおすすめしたいのが、椅子に座ってできる運動です。

椅子に座っていれば転倒のリスクはほぼゼロ。体重による膝への負担も最小限に抑えられます。 座ったままなんて効果があるの?と思われるかもしれませんが、正しいフォームで行えば、歩行に必要な筋肉を十分に鍛えることができます

この記事では、自宅のリビングで、テレビを見ながらでもできる椅子体操の決定版をご紹介します。 今日から座ったまま貯筋(ちょきん)を始めましょう。

目次

なぜ座って行う運動が高齢者に最適なの

無理をして立って運動をするよりも、座って行うことには大きなメリットがあります。特に膝に不安がある方や、体力に自信がない方にとっては、最善の選択肢と言えます。

転倒骨折のリスクがない

高齢者の入院原因で上位を占めるのが転倒による骨折です。 立った状態での運動は、ふらついた瞬間に転倒する危険が常に伴います。しかし、椅子に座って行えば重心が安定するため、転倒の心配がありません。恐怖心なく、筋肉を動かすことだけに集中できるのが最大のメリットです。

膝や腰への負担が少ない

スクワットなどの立った運動は、体重の数倍の負荷が関節にかかります。 椅子に座ることで体重をお尻と椅子で支えることができるため、膝や腰への負担を分散させることができます。関節を守りながら、必要な筋肉だけをピンポイントで刺激することができるのです。

継続しやすい

着替えなくていい、テレビを見ながらできる。この手軽さが継続の鍵です。 運動はたまにやるイベントではなく、毎日の歯磨きのような習慣にすることが最も大切です。座ったままできる運動なら、CMの間や食後の休憩時間など、生活の隙間時間に自然に取り入れることができます。


実践!椅子に座って足腰を鍛える3つの運動

それでは、具体的な運動をご紹介します。 安全のため、キャスター(車輪)のついていない、安定した椅子を使用してください。また、ソファーのような沈み込む椅子よりも、食卓の椅子のような座面がしっかりしたものが適しています。

つま先上げ(すり足・つまずき予防)

歩くときに何もないところでつまずくのは、すねの筋肉(前脛骨筋)が弱り、つま先が上がらなくなっている証拠です。この運動ですり足を改善しましょう。

具体的な手順

  1. 椅子に浅めに座り、背筋を伸ばします。かかとは床につけます。
  2. かかとを支点にして、つま先をこれ以上上がらないというところまで高く上げます。
  3. すねの筋肉が硬くなっているのを感じたら、ゆっくり下ろします。
  4. これをリズミカルに10回〜20回繰り返します。

かかと上げ(ふくらはぎのポンプ作用)

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれます。ここを動かすことで全身の血流が良くなり、むくみの解消や血圧の安定につながります。地面を蹴る力も強くなります。

具体的な手順

  1. 椅子に座り、足の裏全体を床につけます。足は腰幅程度に開きます。
  2. 背筋を伸ばし、つま先立ちになるように、かかとを高く上げます。
  3. ふくらはぎにギュッと力が入った状態で1秒キープします。
  4. ゆっくりと床ギリギリまで下ろします。
  5. 20回を目安に行います。貧乏ゆすりのように小刻みに行うのも効果的です。

膝伸ばし(膝痛の予防・改善)

太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えます。ここは膝のお皿を支える重要な筋肉で、ここが強くなると膝の痛みが軽減され、階段の上り下りが楽になります。

具体的な手順

  1. 椅子に深く座り、座面の横を両手で持ち体を安定させます。
  2. 片足をゆっくり持ち上げ、膝を真っ直ぐに伸ばします。
  3. つま先を天井に向け、太ももに力が入っているのを感じながら5秒キープします。声に出して1、2、3、4、5と数えましょう。
  4. ゆっくり下ろします。
  5. 左右交互に10回ずつ行います。

脳も一緒に鍛える!デュアルタスク運動

足腰の次は脳です。 体を動かしながら頭を使うデュアルタスク(二重課題)は、認知症予防に非常に効果的であると医学的に証明されています。座ったままできる簡単な脳トレを取り入れましょう。

足踏み+しりとり

椅子に座って足踏みをしながら、一人で(あるいはご家族と)しりとりをします。 リンゴ、ゴリラ、ラッパ…… 足のリズムを一定に保ちながら言葉を考えることで、脳の前頭葉が活発に働きます。言葉が出てこなくて足が止まってしまっても、それは脳が働いている証拠です。

手拍子+計算

足踏みをしながら、3の倍数の時だけ手を叩く、あるいは100から7を順番に引いていくといった計算を行います。 パン(手拍子)、2、パン、4…… 間違えても構いません。あっ、間違えた!と笑うことが、脳への一番の刺激になります。

まとめ:座ったままなら、一生続けられる

今回ご紹介した運動は、どれも特別な器具は必要ありません。

つま先上げ かかと上げ 膝伸ばし。

まずはテレビのCMの間だけ、この3つをやってみませんか。 座っている時間を体を鍛える時間に変えるだけで、1年後の体は劇的に変わります

もし、一人では続けられない、もっと専門的なアドバイスが欲しいという方は、オンラインで繋がれるサービスを利用するのも一つの手です。 脳ニモでは、理学療法士などの専門家と一緒に、自宅にいながら楽しく運動習慣を作ることができます。まずは無料カウンセリングで、あなたに合った健康プランを相談してみませんか。

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この記事を書いた人

シニアライフ研究家 / 健康情報ナビゲーター
「人生100年時代をどう楽しむか」をテーマに、世界中の健康論文や最新メソッドを研究中。40代の働き盛りならではの視点で、親世代に本当に勧めたい「科学的で無理のない健康法」を厳選して発信します。

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